さて、ラリベラに到着し、真っ先に我々が向かったのはプロジェクトサイトであるカチンマスク小学校。そこには念願の小学校が完成しているはずでした。
しかし、校舎の外観は完成しているように見えましたが、その周囲には建築資材が山積みにされ、大工さんもたくさんいるし、まだまだ建設中のご様子。
小学校は既に完成したと聞いていましたが、工事は予定よりも大幅に遅れていたようです。
工事が大幅に遅れた理由。
そこには以外にも昨今の激動する世界経済の変化が関係していました。
イラク戦争に端を発した原油価格の高騰は日本でもガソリン価格の高騰を招くなど、我々の生活に多大なる影響を与えたことは記憶に新しいですが、ここエチオピアでもその影響を受けていました。
原油価格が高騰したのに合わせ、セメントなどの建築資材も高騰します。
さらにそこへ追い打ちをかけるように2008年9月に世界恐慌が発生し、エチオピアの経済も例外なく悪化。
これにより、当初の見積金額より資材費が4倍になってしまったようです。
当然、計画は中断。
資材の調達など計画を見直さなければなりませんでした。
このため工期が大幅に遅れてしまったようです。
それでも、すでに新教室に入れるための机などは完成しており、外装はほぼ完成しているので、あとは内装の仕上げをするだけなので新学期(9月)までには間に合うだろうと言っていました。
そんな大変な状況の中、現地でいろいろとやりくりしてくださったNPO法人フー太郎の森基金のスタッフの皆さんには頭が下がる思いです。
とりあえずこの日は状況を確認しただけで見学は終了しました。
後日、フー太郎とカチンマスク小学校の皆さんが我々の訪問を歓迎してセレモニーを催してくれるのですが、それはまた別の機会にしましょう。
それにしても緑の多さに驚きました。
私はいつも乾期にしかエチオピアに来たことが無いので枯れた大地しか見ていませんでした。
今回は雨期だったのでいたるところに緑があふれていました。
でも、相変わらず木は少ないです。
2 件のコメント:
おぉ~更新おめでとうございます(´∀`)
レポート報告楽しみにしてますんで頑張ってくださいね~!!
>新林さん
コメントありがとう。
スローペースな更新になると思うけど、引き続きよろしくです。
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