2008年9月15日月曜日

カチンマスク小学校


 今回の学校建設プロジェクトの正式名称は、「ラスタ県ナクテラプ地区における初等教育の質的改善事業」といいます。福島県にあるNPO法人「フー太郎の森基金」(http://www.bb.soma.or.jp/~futaro/)と共同で、外務省の「日本NGO連携無償資金」をいただいてすすめることができました。学校建設とともに、電力施設の敷設、図書の充実などを行い、新たに500人の子供たちが学校に通えるようにする、という計画です。上の写真は高台から見渡した小学校の全景です。また、下の写真は学生が(有)景観模型工房http://www.sun-inet.or.jp/~keikan/index.htmlの協力を得て作成した模型です。右端の黄色い細長い建物が建設予定の校舎です。


 カチンマスク小学校は、エチオピアの首都アジスアベバから北に約600kmのところにある古都ラリベラの郊外にある、全校生徒約1000人の学校です。校舎を始め施設の老朽化が激しく、まともに使えるのは10年ほど前にオランダのNGOの援助で建てられた校舎だけという状態です。トイレはなく、井戸が1つ、発電用ジェネレータが1台ありましたが、これらが安定的に機能するというのは難しそうでした。わたしたちは2004年からフー太郎のスタディ・ツアーに参加し、お手伝いするかたちで古着などを持っていっていましたが、日本で募金活動をしたり、写真展を開いたりして、独自の活動を進め、今後も学校や教育、開発援助のあり方などをともに考える拠点作りを、ということで学校建設を計画しました。
 学校建設というと大ごとのようだけれど、大学のゼミ単位で、こつこつと活動しながらここまでくることができたことを素直に喜びたい。もちろん、フー太郎をはじめ、多くの人たちの協力があってできたことだけれど。


2008年9月12日金曜日

PWブログ、スタート!

 プロジェクト・ウオプル(PW)は、京都文教大学文化人類学科の松田ゼミで実施している、エチオピアの子どもたちと日本の子どもたち、そして私たちをつなぐ、国境を越えた相互協力連携プロジェクトです。2003年に始まり、6年目の今年、ついに北部エチオピア、ラリベラ市郊外のカチンマスク小学校に1棟4教室の校舎を建てる計画が実現することになりました。このブログでは、2008年9月に始まる現地での建設の経過を公開するとともに、私たちの活動の内容や、エチオピアの人たちと私たちの今後の連携のあり方などについて、私、松田が記していくつもりです。ゼミの学生たちだけでなく、PWに関ってきた卒業生や、活動に関心をもってくださった一般の方にも読んでもらい、またコメントがいただければ、きっと有意義なコミュニケーションの場となることと思います。写真などもアップして、楽しいブログにしたいと思います。

今までのPWについて知りたい方は、こちらへどうぞ。http://www.cyber.kbu.ac.jp/edu/bonnet/wuopur/

ではとにかく、スタート!