2010年7月1日木曜日

ウオプル近況


大変ご無沙汰しております。
プロジェクト・ウオプル事務局の水井です。


最後にブログを更新したのが昨年の10月ですので実に8ヶ月ぶりの登場です。
これからはまた少しずつでも更新できたらなと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。

さて、今日はブログ再開の「肩ならし」ということで、ウオプルの近況を報告したいと思います。

指月祭(学園祭)終了後もウオプルは学生リーダーのYくんを中心に活発に活動しています。
例えば、「モバイル・ウオプル」という企画では、ウオプルの活動やエチオピアの文化を紹介するパネルや展示品をパッケージングして、それを地元の小学校などで展示しています。

4月には新メンバー獲得の活動も兼ねて大学内で写真展を行いました。
展示場所や展示方法に思考をこらし、手作りの「ウオプル写真展」が出来上がりました。
この写真展のかいもあってか、ウオプルは新メンバーを続々と獲得。
今年度からは文化人類学科の学生だけではなく、他学科の学生も加わり、全学的に活動に発展しています。

そして、今年もメンバーの数名がエチオピアに渡航します。
その様子もこのブログで報告できたらと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

2009年10月30日金曜日

プロジェクト・ウオプル @ 指月祭 2009


今日は前回のつづきのセレモニーの話をする前に、フェスティバルの話をしなくてはいけないのを忘れていました。

実は今週末の10月31日(土)、11月1日(日)に我らが京都文教大学において指月祭(学園祭)が開催されます。もちろん、プロジェクト・ウオプルは今年も「参戦」いたします。

今年は現在このブログでも報告中の「エチオピア渡航2009」に同行した1回生の学生を中心に、その時に彼らが撮影した写真やエチオピアの文化や現地の様子を報告するパネル、民具などが展示されます。

また手前味噌ながら、2007年度の渡航の様子を赤裸々に撮影した拙作「イッチャラル」というドキュメンタリー映画も上映されます。

開催日が明日、明後日と直前での連絡になってしまいましたが、ご都合のつく方は是非いらしてください。
ここに来ればウオプルのすべてがわかるかもしれません。(笑)
みなさまのお越しをこころよりお待ちしております。

ちなみに、トップの写真はイメージです。
2007年11月に京都市国際交流会館において開催した「プロジェクト・ウオプル」での一コマです。松田凡先生が学生が制作した「小学校建設完成予定模型」を眺めながら、実現に向け思いにふけっている様子です。


▼プロジェクト・ウオプル @ 指月祭 2009
 京都文教大学宇治キャンパス常照館2階 J214教室
 10月31日(土)、11月1日(日)ともに11:00 〜 17:00


▽京都文教大学・短期大学指月祭2009 「soleil」:

2009年10月29日木曜日

ラリベラ現地レポート 2009 その3



こちらの写真をご覧下さい。

いいえ、牛ではありません。
その奥です。

これがカチンマスク小学校の全景です。
そして、敷地の真ん中辺りに同じような校舎が二つ並んでいますが、右側の校舎が今回建設された校舎です。




この日はカチンマスク小学校において我々の訪問を歓迎してくれるセレモニーが行われます。
その前に建設中の小学校の中を見学させてもらいました。

上の写真は教室の前壁です。
積み上げたブロックがむき出しになっている箇所がありますが、ここに黒板を取り付けるそうです。

さて、上の写真からは左側から明るい光が差し込んでいるのがわかるかと思います。




それもそのはず、新校舎にはこんなにも大きな窓が設計されていました。
これは「電気が無くても、太陽光で教室が明るいように」という配慮がなされています。
地球にもやさしい設計ですね。




ちなみに既存の校舎の窓はこれですから、新校舎の窓がいかに大きいかがわかりますね。




さて、校舎の外ではセレモニーの準備が着々と進んでいます。

つづく

2009年10月22日木曜日

ラリベラ現地レポート 2009 その2




さて、ラリベラに到着し、真っ先に我々が向かったのはプロジェクトサイトであるカチンマスク小学校。そこには念願の小学校が完成しているはずでした。

しかし、校舎の外観は完成しているように見えましたが、その周囲には建築資材が山積みにされ、大工さんもたくさんいるし、まだまだ建設中のご様子。
小学校は既に完成したと聞いていましたが、工事は予定よりも大幅に遅れていたようです。

工事が大幅に遅れた理由。
そこには以外にも昨今の激動する世界経済の変化が関係していました。




イラク戦争に端を発した原油価格の高騰は日本でもガソリン価格の高騰を招くなど、我々の生活に多大なる影響を与えたことは記憶に新しいですが、ここエチオピアでもその影響を受けていました。
原油価格が高騰したのに合わせ、セメントなどの建築資材も高騰します。
さらにそこへ追い打ちをかけるように2008年9月に世界恐慌が発生し、エチオピアの経済も例外なく悪化。
これにより、当初の見積金額より資材費が4倍になってしまったようです。


当然、計画は中断。
資材の調達など計画を見直さなければなりませんでした。
このため工期が大幅に遅れてしまったようです。




それでも、すでに新教室に入れるための机などは完成しており、外装はほぼ完成しているので、あとは内装の仕上げをするだけなので新学期(9月)までには間に合うだろうと言っていました。


そんな大変な状況の中、現地でいろいろとやりくりしてくださったNPO法人フー太郎の森基金のスタッフの皆さんには頭が下がる思いです。


とりあえずこの日は状況を確認しただけで見学は終了しました。
後日、フー太郎とカチンマスク小学校の皆さんが我々の訪問を歓迎してセレモニーを催してくれるのですが、それはまた別の機会にしましょう。




それにしても緑の多さに驚きました。
私はいつも乾期にしかエチオピアに来たことが無いので枯れた大地しか見ていませんでした。
今回は雨期だったのでいたるところに緑があふれていました。
でも、相変わらず木は少ないです。

2009年10月20日火曜日

ラリベラ現地レポート 2009 その1




お待たせしました!

あまりにも久々の更新なので、きっと愛想を尽かしてしまった方もいらっしゃることでしょう・・・

今日からぼちぼちと2009年8月にプロジェクトサイトのあるエチオピアはラリベラの最新現地レポートを報告していきます。

とりあえず今日はイントロダクションということで、ラリベラの空港から街に行く途中で立ち寄ったカチンマスク小学校の様子をご覧頂きましょう。

この小学校には私や松田先生は何度となく足を運んでいますが、今まではなかった「建物」が見えてきた時には、「おおっ!あれが新しい校舎か!」と思わず二人で喜びの声をあげてしまいました。

しかし、手放しで喜ぶにはまだちょっと早すぎたようです。

さてさて、これからどんなレポートが始まるのか。
不定期な更新になるかとは思いますが、どうぞご期待ください。


2009年8月5日水曜日

いよいよ


明日の夜からエチオピアに向けて旅立ちます。
今回の渡航はプロジェクト・ウオプルにとって歴史的な訪問となるでしょう。


なぜなら、それはもちろん念願の小学校が完成するからです。
「エチオピアに小学校をつくろう!」を合い言葉に、「援助とは何か?」「開発とは何か?」を考え、気がつけば活動開始から7年の月日が流れていました。
7年越しの夢がようやく実現します。


渡航中、現地では完工式を催し、我々を招待してくれるそうです。
一体どんな校舎が建っているのか、今から楽しみです。


完成した小学校や渡航中の様子などはまた帰国後に随時ご報告したいと思います。
では。

2009年7月10日金曜日

「五感で学ぼっ!フェアトレード」


フェアトレードを広めたい!

学生たちの思いの詰まったイベント、「五感で学ぼっ!フェアトレード」

711()ぶんきょうサテキャン宇治橋通りで開催!!

今日から出来る「援助」について考えてみませんか?


1.711() 12:0016:00京都文教大学・京都文教短期大学サテライトキャンパス宇治橋通り(ぶんきょうサテキャン宇治橋通り)で特色GP学生プロジェクトのひとつ「プロジェクト・ウオプル」によるイベント「五感で学ぼっ!フェアトレード」を開催します。

2.プロジェクト・ウオプルは貧困の問題に直面するエチオピアに小学校を建てることをメインテーマにおき、自分たちに出来る援助とは何かを考えるプロジェクトです。現在、13名のメンバーで活動を行っています。

3.今回のイベントは、フェアトレード(公正取引)を広く知っていただくために、フェアトレード商品を使ったコーヒーを無料で提供するカフェを開催。フェアトレードに関する映画の上映やフェアトレード商品の委託販売、メンバーがエチオピアを訪れた時に撮影した写真の展示をとおして、エチオピアやフェアトレードに関心を持っていただく機会をつくります。当日参加の学生は56名です。

4.入場無料、参加申込みは不要です。

5.「プロジェクト・ウオプル」では8月にエチオピアを訪問し、帰国後、報告会を兼ねた写真展(9月を予定)を企画しています。また、今回のようなフェアトレードカフェやフェアトレード商品の委託販売も定期的に行っていきます。

6.事前取材にも対応できますので、京都文教大学フィールドリサーチオフィスまでご連絡ください。



というわけで、イベントの告知です。
プロジェクト・ウオプルの活動の中でもすっかりお馴染みになった「フェアトレード企画」。
そもそもウオプルでこの問題について取り上げるようになったきっかけは、実習(授業)でエチオピアに行った、とある女子学生がエチオピアの現状を目の当たりにし、「自分でも何か出来ることは無いか?」と一念発起したことに始まります。


みなさんもこのイベントに参加し、何か少しでも感じていただけるものがあれば幸いです。
プロジェクト・メンバー一同、心よりお待ち申し上げております。
(水井記す)



この件に関する問い合わせ

京都文教大学 フィールドリサーチオフィス 担当:江崎

611-0041  京都府宇治市槇島町千足80

TEL 0774-25-2630  FAX 0774-25-2822  E-mail fro@po.kbu.ac.jp   URL http://www.kbu.ac.jp